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地域包括ケアシステムとは
最終更新日:2018年5月21日
地域包括ケアシステムとは
医療や介護が必要になっても、できる限り住み慣れた地域や自宅で暮らし続けたい。
このような、多くの人たちの願いを実現するため、医療や介護などの専門的な支援から、地域の皆さんの支え合いによる日常生活の支援まで、幅広い支援を一体的に提供する仕組みが、地域包括ケアシステムです。
地域包括ケアシステムのイメージ
下の図のように、生活に適した「住まい」での暮らしを中心に、元気なうちは介護や病気の「予防」に取り組み、日常生活の手助けが必要になったら、社会福祉協議会や町内会など地域の支え合いによる「生活支援」を行います。
かかりつけ医に通院できなくなったら、訪問診療や訪問看護など在宅での「医療」を行います。
「介護」が必要になったら、ヘルパーやデイサービスなどの介護サービスを提供します。
大切なことは、これらの住まい・予防・生活支援・医療・介護の5つの要素がばらばらではなく、一体的に提供されることです。
地域包括ケアシステムのイメージ図
なぜ、地域包括ケアシステムが必要なのでしょうか?
自宅で介護を受けたい人が、6割
要介護認定を受けている方を対象としたアンケート調査では、6割以上の方が「自宅で介護してもらいたい」と回答しています。多くの人が自宅での暮らしを望んでいることがわかります。
進む少子高齢化
市の推計では、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年には、後期高齢者が1万1千人を超えます。
一方で、74歳以下の人口は減少し続けるため、2025年には後期高齢者1人を、15歳から74歳までの者4人で支えることが予想されます。2010年には7.4人で支えている状態であったので、わずか15年で少子高齢化が大きく進むといえます。