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脳脊髄液減少症について(リンクページ)
最終更新日:2015年1月30日
脳脊髄液減少症とは
この病気は、脳脊髄液が何らかの原因で減少することで起こり、現れる症状は頭痛、倦怠感を始めさまざまです。
脳脊髄液減少症が初めて報告されたのは1938年のことですが、長い間、原因がはっきりせず病気として注目されずにいました。しかし、15年ほど前に脳MRI診断が普及しはじめてから症例の報告が多くなりました。
交通事故の後遺症、特に鞭打ち後遺症として頭痛などに苦しんでいる方には、脳脊髄液減少症が多く含まれていることがわかってきています。
脳脊髄液減少症は、病名からすると特殊な病気のように考えられがちですが、いつでも誰でも日常的な出来事が原因でなってしまう可能性がある、とても身近な病気で、患者数は数十万人と推定されています。
平成19年には国に研究班が設置され、現在、効果的な治療法など研究が行われていますが、こういった症状があるにもかかわらず、診療を行っている病院が少ないのが現状です。
原因 | 症状 | 診断検査 |
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交通事故・スポーツ障害・転倒落下事故・暴力等により頭部や全身への強い衝撃を受けたため、脊髄液が慢性的に漏れ続け様々な症状が発現する。 | 頭痛・頚部痛・背部痛・腰痛・耳鳴り・聴覚過敏・めまい・ふらつき |
最初に「脳MRI」検査を行う。 |