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プレコンセプションケアについて
最終更新日:2024年4月8日
プレコンセプションケアとは?
プレ(pre)は、「~前の」、コンセプション(conception)は「妊娠・受胎」のことで、「妊娠前からの健康づくり」を意味します。
「プレコンセプションケア」を行うことによって、女性やカップルがより健康になること、元気な赤ちゃんを授かるチャンスを増やすこと、さらに女性や将来の家族がより健康な生活を送れることを目指します。
プレコンセプションケア・チェックシートでご自身の健康状態を確認してみましょう。
プレコンセプションケア・チェックシートは女性用と男性用があります。
ご自身の健康状態について確認し、あてはまる項目を増やしていきましょう。
引用:国立成育医療研究センター プレコンセプションケア・チェックシート(女性用)(外部サイト)
引用:国立成育医療研究センター プレコンセプションケア・チェックシート(男性用)(外部サイト)
プレコンセプションケアを始めてみましょう
できるものからひとつずつ始めてみましょう。
Action1いまの自分を知ろう
適正体重を知りましょう
やせも肥満も不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。
栄養不足による若い女性のやせ(BMI18.5未満)は、貧血や将来の骨粗しょう症の原因になります。
太りすぎ(BMI25以上)は、糖尿病や高血圧など様々な病気のリスクを高めます。
以下の計算式でご自身のBMIをチェックしてみましょう。
BMI=体重(kg)÷身長(メートル)÷身長(メートル)
25以上太っている
18.5以上24.9以下(理想値は22)標準
18.5未満やせている
Action2生活を整えよう
適正な食事量を知りましょう
食べる量を自分の手のひらをものさしにして目安がわかる「手ばかり栄養法」があります。
ご自身の適正量を確認してみましょう。
毎月おすすめの「今月のバランス献立」も参考にしてくださいね。
Action3検査やワクチンを受けよう
女性は20代から子宮頸がんが増え、30代から乳がんが増えてきます。
2年に1回は子宮がん検診を受け、月に1回は乳房のセルフチェックを行いましょう。
また、子宮頸がん予防のためにもHPVワクチンの予防接種も行っておきましょう。
Action4かかりつけ医を持とう
現代の女性は妊娠・出産回数が減ったことで月経回数が増え、月経に関する症状で日常生活に支障をきたす人が増えています。
女性にとってかかりつけの婦人科医をもつことは、将来のすこやかな妊娠・出産につながります。
子宮がん検診をきっかけに婦人科医のかかりつけ医をもちましょう。
Action5人生をデザインしてみよう
現在は、人生100年時代と言われています。
就職、結婚、妊娠・出産、育児、退職などこれからの人生についてデザインしてみましょう。
卵子は年齢とともに質が低下し、数も減少します。年齢が進むとともに妊娠率が低下し、流産率が上昇します。
ライフプランを立てるときは、キャリアプランと合わせ、これからのことも考えていきましょう。
プレコンセプションケアについて、詳しく知りたい方へ
プレコンセプションケアについて、より詳しい内容が知りたい方は、こちらを参考にしてください。
引用:国立成育医療研究センター プレコンノート(外部サイト)
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