平成29年度当初予算

平成29年度の財政見通しについては、歳入面においては、景気の緩やかな回復基調の影響を受けて、市税は微増が見込まれるものの、地方交付税は地方財政計画における総額抑制や、過去の算定における誤り等の影響により減額が見込まれることから、一般財源については減少することが見込まれる。

一方、歳出面においては、高齢化の進展に伴い扶助費等が確実に増加するほか、企業会計への補助金等の増加が見込まれる中で、社会情勢の変化や、一層、複雑・多様化する行政ニーズに的確に対応していくと同時に、地域の特性を活かした地域経済の活性化等に取り組むことで、将来を見据えた元気で活力あるまちづくりを進めていく必要がある。

こうした中で、不足する財源については、財政調整基金の取崩し等により確保するが、将来にわたり健全な財政運営を行うためには取崩しにも限界があり、平成29年度についても引き続き厳しい財政運営を余儀なくされる。

今後の財政運営においては、国・県等による財政措置を確実に把握の上、的確に活用するとともに、一層の事務事業の見直し、経費の節減等に全力で取り組んでいく。

なお、当初予算に計上した財政調整基金の取崩しについては、財源の状況を注視の上、可能な限り取崩しを取り止めるとともに、市債についても、必要最小限の発行に留めることで、財政健全化に努める。

以上を踏まえた上で、「つしま成長戦略」の5つの項目である「子ども・子育て応援都市、つしま」、「防災・減災のモデル都市、つしま」、「地域の特性を活かした交流都市、つしま」、「地域経済が活性化する発展都市、つしま」、「いつまでも健康で暮らす都市、つしま」の実現を市政の重点目標と位置づけ、限られた財源の中にあっても、真に必要な分野に、重点的かつ効果的に配分する「選択と集中」を基本として適切な財政運営に努めていく。

以下に、「平成29年度一般会計当初予算のポイント」及び「平成29年度予算の概要」を掲載します。

「平成29年度一般会計当初予算のポイント」では、歳入・歳出事項にかかる主要なポイントについて、また「平成29年度予算の概要」では、その主な事業等について、一般会計については各部局ごと、また企業・特別会計については各会計ごとにまとめました。

担当：財政課
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