市長からのメッセージ（平成28年12月号）

【市長からのメッセージ12月号】
　本格的な寒さの到来を前に、天王川公園の冬の風物詩であります「こも巻」の作業が今月6日から始まろうとしています。市民の皆様におかれましては、お元気でお過ごしのことと思います。
　本日、未明に、「尾張津島天王祭　車楽舟行事」が、ユネスコ無形文化遺産に登録決定されたとの吉報が届きました。1470余年もの伝統がある牛頭天王の総本社である津島神社の祭礼として600年近く続くこの伝統文化が世界に認められ、津島市が注目されることになります。市民の皆様や各種団体の皆様を含めたオール津島でもてなし、魅力を伝えていきたいと思います。そして、この機会を絶好のチャンスととらえ、まちのにぎわいに繋げてまいります。

　先日11月21日は東京都港区において、愛知県の産業ポテンシャルや立地優遇施策等、当地への企業立地を促進するため、首都圏の主要企業・外資系企業等を対象としました産業立地セミナーに「ハッピを着た市長」としてプレゼンをしてまいりました。多くの企業よりお声を掛けていただきました。津島市は、昨年の4月以降、企業が進出しやすい規制緩和区域を3か所、合計21ヘクタール指定いたしました。また、本年11月より、進出企業への優遇制度を設け、「津島市企業立地ガイド」を作成し、積極的な企業誘致活動を進めています。

　さて、本年10月6日より、名鉄津島駅から津島神社までの中心市街地エリアで、空き家となっている町家を創業希望者の試験的な出店を展開する場所とし、にぎわいを取り戻し、集客をはかり、地域の活力を活性化させることを目的とした、実践型の創業支援を行う津島市創業者育成スモールスポット事業「つしまテンポラリー」が始まっております。11月6日には、2次出店者を公開審査で選定し、来年の3月15日までの間、新たなお店が加わる予定です。
　また、10月1日から開催してきました「小路めぐりin津島☆お試し体験」が11月30日をもって終了いたしました。参加された方々からはとても好評で、より津島のまちの魅力を感じていただけるよう、ご意見・ご感想をいただいております。2ヶ月間のお試し体験を踏まえ、ワークショップ（12月17日予定）を開催し、魅力ある小路めぐりマップを作り上げてまいります。

　さらに、今、市内に数多く残る歴史的資源である町家を生かし、寺院等にご協力をいただいて、宿泊機能を再生させる試みを計画中です。旅行者に市内でゆったり滞在していただき、津島の賑わいを創出するための「滞在型観光モニタリング事業」の準備を進めています。
　12月の行事は、第16回伝承の館まつり（12月3日）、第11回愛知県市町村対抗駅伝競走大会（12月3日）、第42回津島天王川マラソン大会（12月4日）、第39回津島消費生活展「新☆生活フェスティバル」（12月4日）、第5回つし丸まつり（12月10日）等多くの催しがあります。寒くなる季節ですが是非、お出かけください。様々なイベントや行事に参加していただき、市民の皆様には「楽しく、元気な津島」の主役になって、ハッピーな日々を過ごしていただければと思います。

　今後も、様々な事業を皆様と共に積極的に展開し、津島をプロモーションしてまいります。そして、皆様に住んで良かったと思っていただける津島のまちづくりを進めてまいりますので、一層のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
平成28年12月
津島市長　　日比　一昭