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心肺蘇生法とAED使用の手順1
最終更新日:2017年3月28日
ここでは心肺蘇生法の流れやAEDの使用方法を個々に説明します。
(1)反応(意識)を確認する
意識があるか確認します
- 傷病者の耳もとで「大丈夫ですか」または「もしもし」と大声で呼びかけながら、肩を軽くたたき、反応があるかないかをみます。
(2)助けを呼ぶ
助けを求めます
- 反応がなければ、大きな声で「誰か来て!人が倒れています!」と助けを求めます。
- 協力者が来たら、「あなたは119番へ通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に依頼します。
(3)呼吸の確認
正常な呼吸をしているか確認します
- 傷病者のそばに座り、10秒以内で傷病者の胸や腹部の上がり下がりを見て、普段どおりの呼吸をしているか判断します。
(4)胸骨圧迫
胸骨圧迫を行います
傷病者に普段どおりの呼吸がないと判断したら、ただちに胸骨圧迫を開始し、全身に血液を送ります。
- 胸の真ん中を、重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。
- 胸の真ん中に、片方の手の付け根を置きます。
- 他方の手をその手の上に重ねます。両手の指を互いに組むと、より力が集中します。
- 肘をまっすぐに伸ばして手の付け根の部分に体重をかけ、傷病者の胸が少なくとも約5cm沈むほど強く圧迫します。
- 1分間に100回~120回のテンポで30回連続して絶え間なく圧迫します。
- 圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めるとき)は、胸がしっかり戻るまで十分に力を抜きます。
☆胸骨圧迫位置