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心肺蘇生法とAED使用の手順2
最終更新日:2015年1月30日
ここでは心肺蘇生法の流れやAEDの使用方法を個々に説明します。
小児への胸骨圧迫
小児に対しての胸骨圧迫は、両手または片手で行います
- 小児に対しては、両手または片手で胸の厚さの約1/3が沈むほど強く圧迫します。
(5)人工呼吸(口対口人工呼吸)
人口呼吸を行います
30回の胸骨圧迫終了後、口対口人工呼吸により息を吹き込みます。
(1)気道確保(頭部後屈あご先挙上法)
- 傷病者の喉の奥を広げて空気を肺に通しやすくします(気道の確保)。
- 片手を額にあて、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(骨のある硬い部分)に当てて、頭を後ろにのけぞらせ(頭部後屈)、あご先を上げます(あご先挙上)。
(2)人工呼吸
- 気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差し指で傷病者の鼻をつまみます。
- 口を大きく開けて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて吹き込みます。傷病者の胸が持ち上がるのを確認します。
- いったん口を離し、同じ要領でもう1回吹き込みます。
(6)心肺蘇生(胸骨圧迫と人工呼吸)の継続
- 胸骨圧迫を30回連続して行った後に、人工呼吸を2回行ないます。
- この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30:2のサイクル)を、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。
(参考)回復体位
回復体位
- 反応はないが普段どおりの呼吸をしている場合は、気道の確保を続けて救急隊の到着を待ちます。気道確保は人工呼吸を行う場合と同様に、頭部後屈あご先挙上法で行ないます。
- 吐物などによる窒息の危険があるか、やむを得ず傷病者のそばを離れるときには、傷病者を横向きに寝かせます。このような姿勢を回復体位といいます。
【AED到着後の手順】